会社の資金繰りで困らないために
「いきなり!倒産」となることも
会社の資金(現預金)が不足してしまうと、
商品の仕入代金、家賃、従業員の給料、税金などが支払えなくなり、
関係者の信頼を失ってしまいます。
最悪の場合、会社が倒産することがあります。
倒産までいかなくても、設備投資などができなくなって、
会社の成長が止まってしまいます。
たとえ黒字で経営している会社であっても、資金繰りを把握していないと、
急な資金不足に陥ることがあります。
資金繰りを把握していれば、事前に資金不足になる時期や金額がわかり、
あわてずに前もって資金調達などの対策を講じることができます。
残念なことに、資金が潤沢で資金繰りで悩んだことのない会社は
ほとんどないでしょう。
知って損はない---資金繰りの知識について
会社の経理業務において、記帳、年次決算、税務申告などで税理士さんの
お世話になっている会社は多いと思います。
税理士さんとの顧問契約の内容によりますが、
資金計画や金融機関との交渉など、会社の資金に関する実務は自社で行っている
ケースが多いでしょう。
税理士さんも資金に関する相談に乗ってくれると思いますが、
必ずしも資金に詳しい税理士さんばかりではありません。
資金繰りの知識を学ぶことは、
経理マンを目指して簿記を勉強した(している)が、会社の資金に関する知識が
あまりない方にもおすすめです。
経理部と財務部の両方があるような大きな組織でもない限り、
会社の資金に関する実務についても、経理担当者に対して経営者や社内から
大きな期待が寄せられるからです。
次回予告:資金繰り表とは