資金繰り表作成の手順 -1-
ここからは、具体的な作成手順を説明します。
細かい説明になりますので、実務を手掛ける必要のない方は、
読み飛ばしていただいて結構です。
理解を深めたい方は、是非自分で手を動かしてチャレンジしてみてください。
まずは実績表を作成してみる
預金通帳や現金出納帳を準備してください。
形式は自由なので、ご自分に合った方法を選んでください。
・会計ソフトに作成機能があればそれを使う。
・インターネットで検索して、フォーマットをダウンロードする。
使いにくい場合は改変して使ってもよい。
・エクセルなどで自分で一から作成する。
会計ソフトから現預金取引の仕訳データが抽出できれば、集計や入力の手間が省けます。
仕訳データをエクセルのピボットテーブルを使って科目ごと月単位に集計します。
集計した金額を該当月の該当科目に転記していきます。
集計単位は科目ごとでなくても問題ありません。
例えば、役員報酬、給料手当、法定福利費などをまとめて人件費という項目(集計科目)にしても大丈夫です。
ただし、可能な限り細かく分けておいたほうが、予定表を作成する(未来を予測する)際に参考になります。
まずは過去1年分を作成してみましょう。
何年分も遡って作成する必要はありません。
次回予告:予定表の作成にチャレンジ