資金繰り表とは -3-
資金調達しなかったら…
もし、資金調達しなかった(あるいは、資金調達できなかった)場合は、
資金繰り表ではどのようになるのでしょうか。
【表1-2】は、4月から5月までは前回の【表1-1】とまったく同じです。
【表1-1】と異なる部分は、
[D] 6月に銀行から借入をしなかった(あるいは、借入できなかった)、
というところです。 →⑨
【表1-2】で確認すべきポイントは、
6月の翌月繰越(現預金の当月末残高)[F]がマイナスになっている、
ということです。
つまり、資金ショートが起こってしまった、ということになります。 →⑩
資金繰り表を作成して事前に資金ショートしそうな時期や金額がわかれば、
前もって対策を考えることができます。
もし資金繰り表を作成していないと、直前になって慌てることになります。
ぎりぎりになって金融機関に借入を申し込んでも、審査に時間がかかるので、
間に合わない可能性があります。
場合によっては融資を断られることもあるので、
他の方法を手配していなければ本当に倒産してしまいます。
資金が潤沢にある会社を除いて、資金繰り(資金計画)はとても重要な業務で
あることがわかります。
次回予告:実績表と予定表